コラムニスト:岩間友美
陽が足早に闇を落とすようになってくると、
木の葉の色づきが美しく山々を染め始める。
秋は、なんだかちょっぴり寂しい気分になるものだ。
そんな気持ちとともにだんだんと自分の体を動かすエネルギーも減ってきて、
外気温とともに体温も下がり始め、
それに伴い内臓の動きも鈍くなっていく・・・。
冬には動物たちが冬眠に入るように、
人間も省エネモードになってくるのが自然の摂理というわけだが、
この秋の過ごし方でその後訪れる厳しい冬を
いかに快適に過ごせるかに関わってくると知れば、
今すぐに取り入れたくなるだろう。
しかし、“焦り”は秋には禁物だ。
東洋医学では、焦りの感情は秋の体に負担をかけるとされている。
さてあなたにとって秋とは、何の季節だろうか。
私はだんぜん【食欲の秋】である。
家族には芋ねえちゃんと呼ばれるほどの焼き芋好きなのだが、
今回私がオススメしたいのは、食欲の秋でも焼き芋でもない。
注目すべきは、【運動の秋】
運動!?
と、ぐっとハードルが上がったかもしれないが
運動と言ってもマラソンやジムに通えとは言わないし、もちろん私もしない…。
しかし体を動かすことによって、
東洋医学において四季のうちの『秋』に分類される『肺と大腸』の働きを手助けすることが出来て、それが季節の養生に繋がり
しかも次に待ち構えている『冬』の養生にまで繋がるのだからやらない手はない。
例えば、
明日からエレベーターより階段を選んでみる。
歯磨き中はスクワットをしてみる。
床を本気で拭き掃除してみる。
移動は早足で、一つ向こうのコンビニまで行ってみる。
日頃から姿勢を正しておくようにする。
そしてここでポイントになるのは、
◆適度に体を動かすこと
◆呼吸を深めること
◆じんわり汗をかくこと
これらを意識するのである。
「健康のために秋は運動!」と構えずに、
肌が潤って、
お通じがスッキリして、
毎日ごきげんに食欲の秋を楽しめるようになる
と思ったら、
ぜひ秋にはまず運動の秋を意識してみてはいかがだろうか。
アストロ望診インストラクター・岩間友美
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